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イタリア ボローニャ便り 13便 
            番外編1 ここらで一息、水について

 

 
 

 

 いくら食や芸術をこよなく愛する私でも、この辺りで故郷の三原を語るにはなくては
 ならない水。
 「アクア」はイタリア語ですが、既に日本語化しているのではないでしょうか。

 そこで今回は、絶対的な存在である環境について潜在意識の底にある、三原人のDNAまで
 遡る考察をしてみます。
 よく住むところが変わると水が変わるといいます。
 それだけ日本人は、水に対して繊細な心づかいをしていたのです。
 生まれ育った環境は、人格形成ならびに感性に絶対的影響を及ぼすのは明白です。
 また飲みたくなるような水とは?
 あくまで水道水ですが、このヨーロッパではいくつかの例外を省いて、とんと出合って
 いません。逆の経験の方が遥かに多かったと思います。

 三原の自然水の良さは、多分日本でもまれな存在ではないかと自負しています。
 美味しい酒のできるところは水が良い。
 これには化学的な根拠もあり、昔から言われているところです。
 過去形で書くのは大変残念ですが、三原は有数な酒どころでした。
 その理由は、水がまずくなったからではないのです。
 依然として三原の天然水はいけるのです。

 数年前に三原市水道部の浄水場を拝見させて頂き、情熱を持って仕事に従事されている
 職員の方々とお会いしました。
 技術的な話はさておき、水道水のおいしい訳が分かりました。
 その情熱は、郷土愛と呼べます。どちらも国際的に誇っていいものと確信しています。

 水については、人類の歴史をさかのぼるテーマですが、自分の生まれた所に帰れるのも、
 やはり水と確信しています。